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Words Archives

桜の咲く頃に。

毎年、
除夜の鐘と共に、電話をくれるひとがいる。
今年もまた、
鐘の音とともに、電話が鳴った。

わたしたちは、
もちろんそれが誰なのかわかった。
電話口に向かいながら、
受話器の向こうのあのひとが、ひとりじゃないことを祈った。

「あけましておめでとう」
懐かしい声が聞こえてくる。
そしてほんの数分、もどかしく会話をして、電話を回した。

どんな毎日を送っているのだろう。
足が痛いと言う。
痛くて歩けないと言う。
そんな足で、毎日ひとりでどんな生活をしているのだろうか。

私の知っているあのひとは、
周りにはいつもたくさんのひとがいた。
私もそのひとりだった。

会いに行こうか、桜の咲く頃に。
あのひとの愛するひとたちを連れて。
いや、ひとりでだっていい、
あのひとが、会いたいと言ってくれるから。

私の足は、痛くない。
January 5, 2008
Posted by michiyo at 1:47 AM

誰にでも訪れる「ある日」。

私の場合は、冬のある日。だった。

今も、あの日のことを思い出す。
あのときの光景が鮮明に浮かんでしまう。
日付は覚えていないのに。

そんな時は、
あの頃の自分の行動や発言が、もっと違っていたら、
少なくともあの日はもっと遠く、別の日になっていたと、
仕方のない後悔ばかりをいくつもする。

本当は後悔なんて嫌いだけど、
でもこれがある限り、
残された唯一のひとを、精一杯大切にしたいと、
またそう思う事ができるのだろう。

それでもまた、
あの日がやってくる。

その時、私は大丈夫なのだろうか。

強くならないと。
January 2, 2008
Posted by michiyo at 2:42 AM