シリアにはトランジット・ビザで入国したので、
さっそく延長をしに、イミグレーション・オフィスに向かった。
(ちなみに国境でシリアビザ取れました。)
というのも、
2週間の観光ビザだと20$で、3日間のトランジット・ビザだと8$。
延長すると、+2$で2週間延長が可能という情報をネットで拾いまして。
オフィスに足を運ぶ手間はかかるが、格安をチョイス。
(これ、お得情報デス、一応。)
ちなみに宿の子が、延長できなかった子がいたよ〜。とも言っていた。
なので、できないこともあるらしい。
でもしてもらわないと困るしなぁ。
こりゃ、笑顔でごり押しだな。とやる気満々で挑んだ。
そう、挑んだのだが、私が国境でもらったスタンプ。
なんと2週間の観光ビザだって。
え〜、なんでかしら。ありがたいなぁ。
ということで、無事ビザ問題解決。・・・が、延長できるかはわからずで。
帰り道は、ハマ観光。





そしてまた日が暮れる頃。
今度は、同室の子と一緒に名物を味わいに外へ出てしまうのであった。
↓ハマ名物タダ食い。
シリア観光の拠点を、
私はここHamaに置くことにした。
なんと言っても宿がいい。
清潔に保たれた部屋には、トイレとシャワーが付いているし、
日当りのよいベランダでは洗濯もできそうだ。
なぜかこの部屋には冷蔵庫もあるし。
街も大きすぎず小さすぎずで、使い勝手が良さそう。
ビザの延長目的で立ち寄っただけだったが、これは長居しそうである。
宿で出会った男の子たちと夜のハマに出かけた。
彼曰く、ハマには"ハマ名物タダ食い"というものがあるらしい。
[ハマ名物タダ食い]
18時半のラマダン終了を伝える"ドーン"という音とともに、アラブ人たちは一斉にご飯を食べ始める。そのタイミングに近くにいれば、「おいでおいでっ。一緒に食べよう。」と手招きされるので、有り難くご一緒させてもらうというもの。
なんじゃそりゃ。
が面白そうなので付いて行った。
スークを歩き始め間もなくすると、本当に声をかけられた!
すごい、本当だよ〜。
招かれたのは、お肉屋さんのご家族。
お父さんと子供たち3人。
おっきなフライパンにはトマトソースの羊のハンバーグ。
すすめられて、一口。
旨い! ザ・家庭料理だ〜!!
やっぱ手作りの味は柔らかいね〜、と3人とも感動。
お父さん曰く、ラマダン後の食事はお祝いだから、みんなでわいわい食べるんだって。
イスラムの教えなのか、なんなのか、
早くもアラブ人の"人の良さ"を垣間みてしまった。
↓食後はスークの子供たちと写真会。・・・全部ブレてる。

↓散歩がてら水車へ。
今日もトリポリの街は、
相も変わらずビービー、ビービー豪快なクラクション音を響かせ、
両替所では人が群がりガヤガヤ、ガヤガヤと、
道を歩けば、うざいくらいにタクシー?タクシー?と声をかけてくる。
いつもの街、いつもの日常。
いつもとかわらない、そう思っていた。
これからシリアのハマという街に向かう。
できればセルビスで相乗りしたかったが、たぶん同乗する観光客は見つからないと思った。
この数日、ここトリポリでそんな人を見かけたことがなかったからだ。
ハマまでは遠く、途中にパスポートチェックもあるので、できるだけ早く出たかった。
仕方ない、タクシーで行くか。
まぁその分ゆったりだな〜と思いきや、なぜかいろんな人が乗ってきた。
・・・こいつらぁ、結局満員の6人乗りである。
まぁ、ハマに着ければいいか。
タクシーの途中、
同乗していたシリア人の男の子から、信じられないのニュースを聞いた。
いつもの街、いつもの日常。
いつもとかわらない、そう思っていたのに・・・。
旅立ちを前に、切ない気持ちが心に残る。

振り返ると、思い出すのは出会った人との思い出ばかり。
トリポリではそれが一番だった。
↓ボタン屋のおじさん。

↓服屋の親子

↓果物屋のご主人。

↓子供たち。

↓お菓子屋さんの親子

↓オススメのお菓子をご馳走してくれてありがとう。

他にも、写真はないけど。
一緒に宿を探してくれたやさしい3人の女の子たち。
向かいのご家族。
ヒッチで乗っけてくれた少年。
部屋で一緒だった従兄弟同士のふたり。
みんな、本当に純粋に接してくれた人たちでした。
トリポリ、人に惚れちゃったなぁ。
昨日歩いた道をもう一度歩いてみた。

もっと、この街にいたかったな。
だけど今は、長くいられる街ではないと思ったので、
やっぱり明日たとうと思う。
最後にもう一度、あの子たちに会いに行った。

スークに行くと、私を覚えていた人が声を掛けてくれた。
なんだか嬉しい。
果物屋さんのあたりに着くと、
昨日の子供たちがいて、「やぁやぁ。」と顔見知りの挨拶をかわした。
やっぱり子供はいいな、無邪気で楽チンだ。

別れの挨拶をして帰ろうとしても、いつまでも引っ付いてくる。
しょーがないから、東洋人を代表して、カンフーのポーズを披露した。
この子たちはジャッキー・チェンが大好きで、
私が日本人であろうと中国人であろうと、そんなことはどーでもいいんだよねw。
早くこの子たちが安心して暮らせる日がくるといい。
国旗にも描かれているレバノン杉。
私はコイツを見るために、遥々ここに来たんだった。
ということで、今日はレバノン杉だ!
が、意外とすんなり着いてしまいちょっと拍子抜け。
ということで楽に行きたい人は、am10:00出発のバスに乗ろう!(インフォ前のバス停)
このバスだけは軍人さんが出勤に使っているので、山頂まで行くのです。
(以外のバスは街の教会が終点なので、そっから5kmの道をタクシーか徒歩かヒッチに。)
↓今や希少なレバノン杉。

冬はこのレバノン杉、雪景色になるそうで、それはそれは美しいらしい。
個人的にはレバノン杉より、山と空の美しさにうっとりした。
↓途中の景色。

↓お土産屋さんを物色し、冬に備えてスカーフなんかを買った。

昼過ぎにはもうお腹いっぱいになったので、早々に引き返す事にした。
そして今度は、教会まで徒歩かヒッチ。
苦手な親指を3回に1回くらい立てながら頑張ってみた。
10回くらい立てたところで、やっと1台の車が止まってくれた。
有り難くバス停まで乗せてもらい、初ヒッチ成功〜。
トリポリ到着、17時。
まだ明るいし、昨日の子供たちのところに挨拶がてら、
会いに行ってみようかな。
正直、昨日は寝れなかった。
いやウソ、寝たけど。
・・・寝たけど、浅い眠りで、夢見も悪く、うなされた。
ということで、
精神状態は素直に眠りに影響するもんで、今日は久々の早起きだった。
というのも、主たる原因は今日のトリポリ移動だった。
レバノンに来る前は、危険そうだから行かないつもりでいたので、情報を全く持っておらず、
むしろ数ヶ月前にテロがあったこともあり、行くとなるとそれなりの勇気が必要だった。
昨日ネットで調べてみるも、、、鮮度が微妙。(そりゃそうだ。)
最新と言えば外務省の安全情報だが、
渡航延期が出てるだけで、2007年から引き続きだし・・(その間に旅の仲間は行ってるしな。)
生のトリポリの状況が引き出せない。。
といろいろ言ってみたものの、結局なにが言いたいのかって言うと、
「トリポリ、大丈夫だよ。」っていう言葉、
もしくは多分大丈夫だと思うので、「一緒に行く仲間」が欲しかったのだ。
が、昨日の時点で、そのどちらも得られず、不安と恐怖がーーーーー。
せめて宿か街かで、この話を聞いてくれる日本人がいれば、かなり楽になれたんだけどね~。
そーうまくはいかないよねぇ。
しょーがないから、こないだのおっちゃんと、宿の濃いレバノン人に話を聞いてもらった。
もちろん、みんな口を揃えて、"No problem!"
むしろ2人とも、君が行きたいなら、一緒に行ってくれるって言うんだよねw~、
いやぁ、一瞬考えちゃったけど、それはナシ。
ということで昨日の夜は、
現地の人はこうやって不安を抱えながら、それでも暮らしているんだなぁ。とか
日本だってどこだって危険はある。とか
テロがあった後は、逆に安全って言った人がいたっけ。とか
もしやばい雰囲気だったら引き返せばいい。とか、いろいろ頭を巡らせながら寝てしまった。
そう、つまり、
どちらにせよ、行く気なのだ。
宿を出て街を歩いていると、廃墟のような建物がところどころに見られた。
これは内戦の傷痕?もしくは空爆のときなのか?
ま〜ある意味、宿のビルもかなりの傷は負っているがねw・・・って、
笑い事じゃないかもしれないっ、いや失敬。
ここベイルートの街には、超高層ビルと廃墟ビルとが雑多に立ち並んでいた。
また建設中のビルもたくさんあり、今まさに復興の最中なのだろう。

↓平和を願ったハトなのかな。

ボコボコビルの向こうには、高層ビルが。


↓ピカピカビルと建設中のビル。

↓キレイなんだよ、キレイなところは。

この建物はあえて残しているんだって。
となりの高級ホテルと対照的だよね。
↓内戦の痕が色濃く残るホテル跡。


15年に及ぶ内戦、終結したのはたった20年前。
イスラエルの空爆なんて、2007年とつい最近のことだ。
戦争の傷痕は、想像以上に痛々しかった。
それにしても、この宿。
本当に満室なのか疑問である。
いや、それはいいとしても、
泊まっている人間の国籍を伺いたい。
観光客、未だひとりも会わず。
共同スペースでくつろいでいるのは、もっぱらレバノン人、じゃないとしてもアラブ人。
おまえら絶対観光客じゃないだろー!というくらいのくつろぎっぷりである。
それともここは、レバノン人宿なのか?
女っけもないし・・・オーナーの奥さんがいるのが、せめてもの救いだな。
最初はここで日本人に会いたかった。
が、もはや今では観光客でいいから会いたい。
宿のオーナーにも、今では感謝している。
この得体の知れない宿泊客の皆さんと同部屋ってのは、かなりデンジャラスでしょう。
さらにラマダンだよ、
ずっと欲求を抑えているですよね?って思うと、こ〜わ〜い〜ぜ〜。
ちなみに、最高の部屋は確かに最高だったw。
この部屋だけ、オーナー側にあって、ほかの部屋と隔離されていて安全っぽいし。
日当りもいいし、ベランダがあるから洗濯物は干し放題だし、
鍵付きだし、部屋の掃除なんてないから、荷物散らかったままでいいし。
埃をかぶった扇風機も一応まわるし、なぜだかある電子レンジはこっそり使えるし、
クローゼットの中はシーツ入れにされてるし、だからシーツ選び放題だし。
住めば都。そんなところかな。
↓ビルの入口から部屋まで、撮ってみたりして。