カースト制度は廃止されたもの、
現実は未だ、色濃くその存在を残しているようだ。
それはインド人の腹を見ればよくわかる。
赤ん坊を宿しているかの如く肥え太ったお腹なら、かなりの金持ち。
ビールっぱら程度のお腹なら、小金持ち。
普通のお腹は、まぁ普通。
スーパーモデル並みのペタンコだったら、残念ながら低賃金の肉体労働者。
あるとき、旅先で知り合った小金持ちのインド人が、
私にこんなことを言ってたっけ。
大物政治家の”肥え太ったお腹”を目で合図しながら、
「彼らは、あそこにお金を貯めている。」
たいして面白くはなかったけど、確かに巧いことを言うな、と思った。
それ以来、
私は何かというとインド人のお腹に注目するようになった。
いや、つまり。
これは意外に深い話なのである。